萌出性歯肉炎とは?歯が生える時期に起きる歯ぐきの炎症について
子どもの歯が生えてくる時期には、「歯ぐきが赤くなっている」「少し腫れている」「歯磨きをすると血が出る」といった症状が見られることがあります。
こうした症状の原因のひとつが、萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)です。
今回は、萌出性歯肉炎の原因や症状、家庭でできるケアについて、わかりやすくご紹介します🌻
萌出性歯肉炎とは?
萌出性歯肉炎とは、乳歯や永久歯が歯ぐきから生えてくる「萌出」の時期に、その周囲の歯ぐきに炎症が起こる状態です。
歯が生え始めると、それまで歯ぐきで覆われていた部分が少しずつ口の中に出てきます。
この時期は歯の周りに歯ブラシを当てにくく、歯ぐきと歯の間にプラーク(歯垢)や食べかすがたまりやすくなります。その結果、細菌の影響によって歯ぐきが炎症を起こすことがあります。
どんな症状がある?
萌出性歯肉炎では、次のような症状が見られることがあります。
- 歯ぐきが赤くなる
- 歯ぐきが腫れる
- 歯磨きのときに出血する
- 歯ぐきに違和感がある
- 軽い痛みがある
- 口臭が気になる
特に、歯が完全に生えきっておらず、歯の一部を歯ぐきが覆っている状態では、汚れがたまりやすいため注意が必要です。
なぜ歯が生えると炎症が起こりやすいの?
歯が生えてくる途中は、歯の表面と歯ぐきの境目が複雑になります。
また、歯が十分に出ていない部分には歯ブラシが届きにくいため、プラークや食べかすが残りやすくなります。
その状態が続くと、歯ぐきに炎症が起こり、赤みや腫れ、出血などにつながります。
つまり、「歯が生えていること」そのものだけが原因なのではなく、萌出途中で清掃しにくくなることも大きな要因です。
自宅でできるケア
萌出性歯肉炎を予防・改善するためには、歯が生えている途中でもできるだけ清潔に保つことが大切です。
①やさしく歯磨きをする
歯ぐきが腫れているからといって、歯磨きを避けてしまうと、さらにプラークがたまりやすくなります。
痛みが強くなければ、やわらかめの歯ブラシで、歯と歯ぐきの境目をやさしく清掃しましょう。
強い力でゴシゴシ磨く必要はありません。
②食後に口の中をきれいにする
歯磨きが難しい場合でも、食後に水やぬるま湯で口をすすぐことで、食べかすを減らすことができます。
③定期的に歯科医院でチェックする
歯の生え方や歯ぐきの状態には個人差があります。
定期的に歯科医院でチェックしてもらうことで、歯磨きの方法や仕上げ磨きのポイントについてもアドバイスを受けられます。
こんな症状がある場合は歯科医院へ
軽い赤みや腫れであれば、口の中を清潔にすることで改善することがあります。
しかし、
- 強い痛みがある
- 歯ぐきが大きく腫れている
- 膿が出ている
- 発熱がある
- 顔まで腫れてきた
- 口が開けにくい
- 飲み込みにくい
といった症状がある場合は、炎症や感染が強くなっている可能性があります。
このような場合は、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。
まとめ
萌出性歯肉炎は、歯が生えてくる時期に、歯の周囲の歯ぐきに炎症が起こるものです。
歯が生えている途中は歯ブラシが届きにくく、プラークや食べかすがたまりやすいため、歯と歯ぐきの周囲をやさしく清潔に保つことが大切です。
「歯が生えてきたから、多少歯ぐきが腫れるのは仕方ない」と思わず、気になる症状が続く場合はぜひ五香ひだまり歯科矯正歯科おとなとこどもの歯医者さんで検診してみませんか?🌻